はじめに
精神医学講座では、研究能力および学識を兼ね備えたPhysician Scientistを涵養することを目指しています。統合失調症、気分障害、睡眠障害、てんかん、依存症、認知症、神経症などの疾患を対象に多様なアプローチによる研究手法を活用しながら、病態生理の解明、診断技法や治療法の新規開発に注力しています。また、東京慈恵会医科大学は、2021年9月に国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターと、教育・研究および医療・公衆衛生分野における連携協力に関する協定を締結し、2022年4月から連携大学院制度に基づき、学生の受け入れを開始しています。精神医学講座に在籍しながら、国立精神・神経医療研究センター病院だけではなく、精神保健研究所、神経研究所、認知行動療法センター、脳病態統合イメージングセンターの各教員から直接指導を受けることができます。研究テーマ、キャリアパスなど、ご遠慮なくご相談ください。
東京慈恵会医科大学 大学院現役大学院生からのメッセージ
私は当講座に入局後4年目で大学院に進学しました。
現在は院生として完全に臨床から離れるのではなく、臨床と研究を並行して行うリサーチレジデントとして、病棟医としても勤務しています。研究テーマは、当講座にて「患者さんのQOLを高めるための薬物療法」「難治性うつ病の予測因子」についてご指導いただき、また、本学と連携大学院でもある国立精神・神経医療研究センターの精神保健研究所精神疾患病態研究部の研究生として、こちらは週1日ですが「ガイドライン一致率」という個々の治療を評価する新しい指標に関する調査もしております。

入局当初は良い臨床医・精神科医になるべく意気込んでおりましたが、もともと研究志向ではなく、院進は全く想像していませんでした。
しかし、教育熱心な先生方のお陰でレジデントのうちから勉強会の参加や学会発表の機会に多く恵まれ、臨床に直結する臨床研究の世界に興味が出始めました。若手のうちに院進することでの臨床の不安はありましたが、リサーチレジデントという仕組みを知り、先生方の後押しもあって、後期研修が終わるタイミングで院進を決めました。
院生として臨床負担は大きく軽減してもらっていますが、それでも患者さんとの日々の関わりの中で研究に繋がる気付きを得ることが多々あります。研究により他科の先生方と横で繋がっていくことがとても新鮮で、また、社会人になってなお新しいことを学べる環境に充実感を感じております。rTMSから森田療法まで臨床の幅を魅力に入局しましたが、研究面での充実したサポートは入局後に実感しました。直近でも院進を決めた同期や考えてくれている後輩が何人もおり、とても心強いです。
入局や大学院を考えている先生がいらっしゃいましたら、ぜひ当講座で一緒に学んでいけたらと思います。お会いできる日を心待ちにしております。
まずは一度、ぜひ見学に来てください。文章で伝えきれない雰囲気の良さを感じていただけると思います。慈恵医大精神科にて、お会いできる日を心待ちにしております。
