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Message from Senior Doctor 酒井 祥行 先生
酒井 祥行 先生

のびのびと育ててくれる医局

酒井 祥行 先生

令和3年度レジデント

簡単な自己紹介をお願いします

はい。私は都内の高校を卒業して、青森県の弘前大学医学部医学科に進学しました。卒業後は神奈川県内の湘南鎌倉総合病院で初期研修を行い、慈恵医大の精神医学講座に入局しました。縁も所縁もない当講座に入りましたが、たくさんの方に日々ご指導をいただきながら、のびのびと臨床や研究、教育に取り組めています。

精神科医を目指したきっかけは

私は幼少期から野球を続けていたのですが、メンタルがスポーツのパフォーマンスに大きく影響していることを感じており、もともと精神科領域にも興味を持っていました。現在は精神科医として充実した日々を送っていますが、かつては外科や産婦人科、家庭医などを志している時期もありました。初期研修ではなるべく多くの救急症例を経験したいと思い、日本屈指の急性期病院を選択し、貴重な時間を過ごすことができました。救急治療や手術、内科的治療等はとてもやりがいがあるものでしたが、私は元来マイペースな性格ですので、刹那的な治療が自分の性に合っていないと感じていました。そんな中、精神科ローテーションの際に慢性期の統合失調症の患者様を担当し、じっくりと患者様と向き合う機会がありました。お話を聞いていくうちに精神科分野の奥深さを実感しつつ、様々な生活背景も知ることで患者様の治療に活かしていくことにとてもやりがいを感じ、精神科を志すことに決めました。

数多くある選択肢から当講座を選んだ決め手は

正直な話、決め手は医局の雰囲気です。私が後期研修先を探した時期はちょうどコロナ禍だったので、ほとんどの医局や市中病院では見学ができませんでした。当講座では見学を受け付けていましたが、病棟には入れず医局で先生方とコーヒーを飲んだだけです(笑)。それでも、学年の上下関係なく、アットホームな雰囲気に包まれていた当講座がとても魅力的に感じ、入局を決めました。

実際に入局してみていかがでしょうか

一言でいうととても居心地がいいですね。当講座では、はるかに学年が上のエキスパートの先生や他職種の方にも、まるで部活の先輩のように相談をすることができます。出身大学や学年、診療科の垣根がないのは当講座を含めた慈恵医大の風土なのだと思います。また、医局員全員で専攻医、医局員を大切にしようとする文化が根付いている印象です。それは日々の診療はもちろん、産休育休取得後のキャリアサポートや大学院生の経済的サポート、学会発表の準備、専門医レポートの添削までとにかく手厚く、充実しています。私も大変お世話になっています。医局員は穏やかな人が多く、日々の業務や研究はもちろんのこと、休日は趣味や旅行などの時間に充てています。働くときは働き、休むときは休むというメリハリがあるのも当講座の特徴だと思いますね。

いま私は外来を中心に臨床業務を行っていますが、週1日は医局の外勤先として国税局の嘱託医としても勤務しており、産業医のような業務も経験させていただいています。主治医としての役割と、職場のメンタルヘルスを守る役割の両方を経験することは、精神科医としての成長に大きくつながっています。自分が何か特別なことをしたわけではなく、自然と臨床能力が身に付き、資格取得や精神科医としてのキャリアアップにつなげることができ、このような機会を与えてくれる医局に感謝しています。

最後にメッセージをお願いします

診れば診るほど、精神科領域の奥深さを実感しています。精神科医は、患者様の健康だけでなく人生そのものに携わる職業です。大学や研修時代の同期から、精神科領域の疾患や症状、治療のことで相談を受け頼りにされることもあります。日々困難なことの連続ですが、それだけやりがいがあり、精神科領域に舵を切って良かったなと心から思います。

このインタビューを読んでいるのは、精神科医を志している、または進路を迷っている学生や初期研修医の方でしょうか。進路を迷っている方、ぜひ当講座を見学して精神医学の魅力を肌で感じてください。精神科医を志している方、ぜひ当講座で一緒に精神医学を学びましょう。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

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