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Message from Senior Doctor 中澤 亜美 先生
中澤 亜美 先生

キャリアと育児、どちらも大切に

中澤 亜美 先生

医師10年目

簡単な自己紹介をお願いします

はじめまして。医師10年目の中澤亜美と申します。
埼玉医科大学を卒業し、東京慈恵会医科大学附属柏病院で初期研修を終えました。研修医2年目の冬に関連病院の総武病院で精神科研修を経験し、それまで手技系志望だった私の気持ちは一変。精神科の奥深さや患者さんのこころに寄り添う魅力にすっかり心を奪われ、翌月には精神科入局を決めました。

入局後は、レジデント2年目で妊娠・出産を経験し、キャリアや育児の両立に不安もありましたが、医局長の「その経験すべてが患者さんへの共感につながる。焦らなくて大丈夫」という言葉に励まされました。復職後は病棟で多くの臨床経験を積みながら、子どもの体調不良での早退・遅刻にも温かくサポートしてもらい、指定医は少し遅れましたが、専門医とサブスペシャリティは最短で取得できました。

精神科医としてのやりがいや、印象に残っている取り組みはありますか?

精神科は「やりたい!」と言えば必ず応援してもらえる、とても温かい環境です。私はレジデント1年目からメンタルサポートチームに参加し、他科に入院中の患者さんの精神面を多職種で支える活動に携わりました。長期入院や難病と闘う患者さん、繰り返し入退院をしながら「もう死にたい」と言う方々の苦しみは、必ずしも「病的」ではなく、薬で解決できるものではありません。そんな時は患者さんの声にじっくり耳を傾け、対話での関わりで少しでも気持ちが軽くなるように支え、治療に前向きになってもらえるよう努めています。こうした経験は、精神科医としての私の大きな宝物です。

さらに、「臨床だけじゃなく、学術活動も頑張ってほしい」と声をかけて頂き、rTMS療法に関する論文執筆にも挑戦しました。時間はかかりましたが、初めてアクセプトされた時の喜びは格別で、それ以来学会発表にも積極的に参加しています。

現在の働き方や、医局の雰囲気について教えてください

現在は本院病棟のチーム長として、メンタルサポートチームやrTMS療法にも携わりながら、忙しくも充実した毎日を送っています。でも、一人で孤独に頑張るわけではありません。先輩や後輩、医局秘書、看護師、PSW、薬剤師、栄養士、医療事務、そして警備や清掃スタッフさんまで――疲れていると「甘いものでもどうぞ」とお菓子を差し出してくれる優しい方々と、みんなで力を合わせて患者さんのために奮闘しています。

最後に、入局を検討している方へメッセージをどうぞ!

最後に、女性医師には妊娠・出産・育児といったライフイベントが重なり、キャリアで悩むことも多いと思います。でも精神科は、そんな経験をそのまま力に変えられる魅力的な科です。興味がある方は、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしています!

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